大事にしているお人形が汚れてしまった、顔が欠けてしまった……。実店舗にいらっしゃるお客さまから、こんな悩みをお聞きすることがあります。当店ではこのような声に応え、本格的な日本人形の修理・補修作業も行っています。他店でお買い上げのお人形でも大丈夫ですので、リフォーム(修理)をご希望される場合は、ぜひご相談ください。
当店での修理方法を、参考までにご紹介します。
髪の乱れ
お人形の髪にくせがついてしまった場合は、髪を少量づつとり、スチーム処理を施します。頑固なくせのついた髪も、これでスッキリ元通りです。
衣裳の乱れ/汚れ
新しい衣裳に着せ替えます(人形によってはできないものもあります)。
顔の汚れ
軽いものなら、消しゴムを使用します。胡粉(ごふん)を塗ると、汚れやある程度の顔のヒビは直ります。仕上げに頬の赤みを加えます。
※胡粉(ごふん)……貝の粉
顔のキズ
メーカーへ搬送して、作者に修理を依頼します。頭(かしら)を取り替えることもあります。
腕や脚などが破損した
人形の素材によりますが、同タイプの人形のものに付け替えることになります。
ガラスケースが割れた
ガラスケースだけをご購入いただけます。
五月人形の剣が折れた
の部分だけを取り替えます。取り替えても違和感のないように、同様のタイプのものをご用意します。兜びつや鎧びつの塗りがはげたり、金属部分がさびたりした場合も、補修・取り替えが可能です。
※兜びつ・鎧びつ……兜(かぶと)や鎧(よろい)を収納するケース。
こいのぼりが破損した
一匹から買い足し可能です。取り付け金具もありますので、家族が増えた場合や、こいのぼりが一匹飛んでいってしまった、などという場合でも安心です。
その他お道具の修理
ひな壇が壊れた、緋毛氈が汚れたなど、お道具類が痛んでしまっても、同タイプのものをひとつだけ買い足すことができます。
ご相談は無料です。まずはお電話ください。お近くなら、お持ちいただいても結構です。
▲このページのトップへ
「収納する場所がないから」「新しいお雛様を買ったから」といった理由で、やむなく古いお人形の処分方法についてお問合せいただく場合があります。このような方には、次の2つの方法を提案しています。
美術館への寄贈
一見古いだけの人形に見えても、骨董や美術品としての価値があるケースもあります。場合によっては、美術館などへ寄贈という方法もありますので、その際は美術館を紹介させていただきます(実際に寄贈することになったケースもございます)。
供 養
「どうしても捨てるしかない人形だけれど、普通のゴミとして出すのは忍びない……」とおっしゃる方には、人形の供養をお勧めします。ご依頼いただければ、人形供養を行っている機関に依頼いたします(さまざまな人形と一緒に供養されます)。一体ごとの供養をご希望の方は、石川県金沢市内の寺院への依頼となります。
どちらもお取次ぎを行っていますので、ご希望の方はお電話でご相談ください。供養料や取次ぎ料は、その際にお知らせいたします。
▲このページのトップへ